マッサージの施術中、「強さ加減はいかがでしょうか?」と、お声をかけさせていただきました。すると、 「ちょうど よいです」とのお返事をいただき、とてもうれしくなりました。
萩原直樹著の「あなたもブッダ」の文中に、お釈迦様が、水沐をして土手でからだを休めていると、当時のインド民謡を歌う、チュダリア・チュダータの透き通る声が遠くから聞こえてきました。
「弦は強すぎては切れてしまう。弦は弱すぎては音色が悪い。弦は中ほどにしめて善し」その歌を聴いたお釈迦様は中道を悟りました。
私たち施術者は、施させていただくという謙虚なこころを持ち、クライエントの雰囲氣を感じながら、ちょうどよい施術を心がけたいものですね。
萩原沙羅